のりくつ@FC2

1000枚目のチラシの裏

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発売は来年1月末だと本気で思ってた

邪魅の雫

邪魅の雫

京極 夏彦





やっとこさ読み終わった。



今回は、従来の登場人物の中では、青木・益田が話をすすめていきます。

益田と行動をともにする関口はともかく、中禅寺・榎木津あたりは、従来のシリーズにくらべ、極端に出番が少ないです。特に終盤、事件解決に現れる中禅寺の登場シーンは、少々唐突過ぎるきらいもあり、まるで島田荘司における御手洗潔みたいです。





前々作「塗仏の宴 宴の始末」から前作「陰摩羅鬼の瑕」までほぼ5年。

それから「邪魅の雫」まで2年。

そろそろ、“塗仏以前”と“陰摩羅鬼以降”という見方も出来そう。



“陰摩羅鬼以降”では、それまでポイントごとに挿入されていた鳥山石燕の図画が極端に減っている。



挿入してもよさそうなポイントはいくつもあるのだが、どうも意図的にそうしている様におもわれ。

たとえば「邪魅の雫」。

大きな流れとしては「邪魅」でいいんだろうが、各個人の心の動きとして、いままでならなにか挿入されていても、と思う場面がいくらでもあったが。

最初に「邪魅」、はしりの段階で「蜃気楼」が挿入されただけ。

「陰摩羅鬼の瑕」では、むしろ最初から「陰摩羅鬼」一本ときめて書かれている風だったので、さして気にとめていなかったのだけれど。





ひょっとして、中禅寺にあきちゃったのかしらん。





もう一つ、一般の方にはヒジョーに実感のしにくい部分で。

組版をこなす小説家

としても、有名な京極夏彦さんですが。







これまでの作品でも、段末・頁末はかならず句点、カギ括弧とめ、パーレンとめ、あるいは2倍ダーシで引、というのが徹底されていて、DTPを生業にしている人間を一部で引かせていたわけですが。



組版者として自分の名前をクレジットするようになって、この手の、見る人によっては偏執的ともいえる組版傾向がさらに強まってきています。



ぱっと目に付くのが章の末の行は必ず1行空け

これによって、ぱらぱらと頁をめくるだけで、章の前後が非常にわかりやすくなってます。



文章を追っている段階では、さほど意識して見ないのだけれど、あとで見てあっ?と思った点として、行あたりの文字数の徹底。

ちょっとわかりにくいが、句読点や括弧が多くなってくると、行の中の字間を調整したり、読点のアキを調整したりするんですが、そういうことを一切しないように、自ら文章

を調整している節が。



なんのこっちゃ、と思われるかもしれないが、方眼紙などを頁にあててみるとわかるハズ。タブン、方眼紙の枡の大きさも考慮しなければならないだろうが、すべての文字がキレイに枡目の中に納まるように書かれていると思う。(うまく方眼紙の枡が合わなければ、定規を文字の上か下にあわせて頁を眺めてみると、文字がすべてキレイにその定規の上に載ると思う)

京極以外の作者の本でコレを試してもらえれば、京極自身がどれくらいの意識でコレをやっているのか、よくわかると思う。



もちろん、例外はある。

たとえば、文字の大きさを超えてルビを打たなければならないようなときには、やもえず前後の字間が広がってしまっているのだけれど。

京極の作品で、この手の例外をつくってしまっているのがルビだというのも、ちょっと皮肉ではある。



・・・オレは実際にDTPに従事してた経験があるわけですが、ここまでやるにはそうとう文章自体を弄らないといけないわけで・・・

だから全部自分でやるんだろうな。



ノベルズから文庫に落ちると、行長や行数も当然かわるわけで。

だからといって、タブン人には組版させないんだろうな・・・

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恥ずかしいけど・・・

最近の(*´д`*)ハァハァしっぱなしはあなたのせいです(笑)私を誘惑してどうしようとしてるの??ふふふ

| | 2006/10/14 18:16 |

ハッとして!Good

トシちゃんの歌ではございませんよ(笑)昨日、電車に乗ってたら久しぶりに痴漢にあった。痴漢なんて久しぶり。昔は痴漢をするような男なんて最低とか思ってたけど溜まってるせいかちょっとグッときちゃった(笑)

| | 2006/10/14 18:11 |

共感してくれる人がいるって事

ブログを始めて良かったと思う事は私と同じように悩んでる人、私と言う人間を知ろうとしてくれる人に本当にちっぽけで、何も出来ない私でも知ってもらえる価値がある、生きてる意味がある、そう思える瞬間がある事・・・・

| | 2006/10/14 18:08 |

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