のりくつ@FC2

1000枚目のチラシの裏

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必読。

マネー・ボール

マネー・ボール

マイケル・ルイス, 中山 宥





おもしろいとは聞いていたが、これほどとは思わなかった。

ひさしぶりに、読み出したら止まらなくなった。





この本は、2002年のオークランド・アスレチックスのお話。

主役はアスレチックスのビリー・ビーンGM。

類稀な才能に恵まれながら、メジャーリーガーとしては一流になりきれなかった彼が、アスレチックスのGMとして手腕を発揮する。



と、こう書くと凡庸だが、実際にはもう少し熱い。



なぜ、総年棒額がメジャーの中でも下位に位置するこの球団が、ヤンキースなどと比類される強豪でありつづけているのか。

なぜ、バントもしなければ盗塁もしない、エンドランすらやりたがらないのか。



詳細はこのへんに譲るとして・・・



ビリー・ビーンが取った方策は、

野球という競技にとって重要であるはずの要素のうち、現時点で年棒に反映されない、一般に過小評価されている要素はなにか。また、それを生かすためにどうするべきなのか。

市井のアナリストたち(これは日本でいうところの『野球オタ』といってもいいと思う)が生み出した大胆な仮説を取り入れ、出た答えが、OPSなどに代表される新しい指針であり、それを支えた旧来の方法とは比べ物にならないほどの詳細なデータ群であり、そうして生まれたのがビリー・ビーンのアスレチックスだった。

この実験は2つの顕著な結果を生むことになる。

ひとつはオークランド・アスレチックスのすばらしい成績であり、もう一つは、極めて閉鎖的かつ保守的な野球社会からのアレルギー反応だった・・・





本書に出てくる“閉鎖的かつ保守的な野球社会”というと、どうしても日本球界と比べて考えてしまう。



たぶんなぁ・・・日本じゃムリだよなぁこんなの・・・



とはいえ、戦術面においては、近年になってバレンタイン監督の千葉マリーンズが目覚しい躍進とげたことにより、バントという作戦の有効性や、選球眼の重要性、アナリストの起用によるデータによる効率の見直しがクローズアップされ、なんとなく風通しがよくなってきている気もする。







気がするだけかもしれん。





が、北海道ファイターズのヒルマン監督や広島カープのブラウン監督といった、いままでの日本球界にとって異質な外国人監督が増えたことで、これまでの戦術の見直しが始まっているのは確かだと思う。日本球界にとってもこの本は人事ではない。



本書は、かわりつつある時代の節目に産み落とされた、良質な一冊。読め。

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